生脈散(人参、麦門冬、五味子)

生脈散(人参、麦門冬、五味子)

その名前が示すように 生脈散(しょうみゃくさん)は脈を回復する処方を意味する。

しっかりした脈の維持に必須な気の賦活が主作用で脈を生き返らせ
体液(津液)を産生し循環を促す作用から心臓の薬として知られている。
気・陰の不足に関係する疲労
倦怠感、発汗、動悸、息切れなど多岐にわたる適応症を持つ生脈散は
数百年の治療実績によりその効果が実証され多くの臨床症状の治療に適応されてきた。

1970年頃から 中国では心臓薬としての再評価研究が開始
現在 心不全、虚血性心疾患、心筋梗塞などの心臓血管系疾患の治療のための臨床薬としての応用が増えている。

一方で
人参、麦門冬、五味子という上、中薬のみからなる処方であり
陰、気の欠乏に関係する諸症状の改善を適応とする点から
未病を標的とした健康維持、疾病予防薬としての役割も大きい。
早期の心肺機能回復を促すものとして最適です。
それ位 心肺機能を高め改善させる力があるため、
早く全身に血液を巡らす力がつき、全身機能を高め、血圧調節を行ってくれます。

脱水症状、熱射病、心臓への負担軽減の目的で使用。
処方解説
気を補う役割(補気)のある人参(ニンジン)、 陰液の補充をする役割(補陰)のある麦門冬(バクモンドウ)、
主に汗を止めて陰液が外に流出するのを防ぐ役割 (収斂)のある五味子(ゴミシ)から構成されています。

生薬構成
•エネルギー源の気を補う消化吸収する臓器の脾を補う作用(補気健脾 )⇒人参(ニンジン)
•陰液を補充して乾燥を改善する作用(潤燥生津)⇒麦門冬(バクモンドウ)
•汗を止めて陰液が体外に流出するのを防ぐ作用(収斂)⇒五味子(ゴミシ)

・生脈散(しょうみゃくさん)エキス細粒「コタロー」1.5g×60包 9,240 円(税込)

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