「玉屏風散」(ぎょくへいふうさん:黄耆,白朮,防風) 感染症の予防に使われてきました。

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・ハイリスク患者の感染予防は 漢方で最も重視する「未病の治療」である。 黄帝内経(こうていだいきょう)の説く『気を増す』
すなわち生体防御力を増すことが漢方の役割と考える。
(日本では京都の仁和寺に、日本最古の『黄帝内経太素』の写本が所蔵されている。)

高齢者はそれぞれの年齢・体力・疾患背景を踏まえて
玉屏風散に加えて補中益気湯,十全大補湯,人参養栄湯といったいわゆる補剤を考慮する。胃腸機能が弱っていれば六君子湯などを用いる。
生脈散(しょうみゃくさん)は心肺機能を高める。→心筋梗塞・脳梗塞の既往歴

◆東洋医学では
「玉屏風散」(ぎょくへいふうさん:黄耆,白朮,防風)という漢方処方が、
感染症の予防に使われてきました。
「玉屏風散」には、免疫力を高め皮膚や粘膜を強化する作用のある生薬「黄耆」が配合されています。
古来より繰り返し風邪をひく虚弱体質の人に用いられてきました。
 処方名のとうり
「屏風を立てて風邪の侵入を防ぐ」というのが処方名の由来で、鼻やのど、
皮膚の粘膜など体表部にバリアを築きウイルスや細菌の侵入を防ぎます。
「漢方の粘膜ワクチン」のイメージ。
つまり”身体の防御壁に立つ門番“のようなものです。
屏風は壁のように完全にものを遮断してしまうのではなくて、必要なものを通過させ、
入ってはならないものをくい止める働きがあります。
頭に玉(ぎょく:宝飾品などの意味)がついているのは、大変貴重なものという意味。
屏風で(免疫力で)外からの邪を防ぎ、
外的要因から身体をしっかり守る薬と考えられる。
◆皮膚の表面には衛気(えき:免疫力)という気(エネルギー)が流れ、体表をしっかりガードしているとされます。

玉屏風散(ぎょくへいふうさん)90包  販売価格9,900 円(税込)

・未病(みびょう)という用語は、『黄帝内経』で初めて使用された。 未病とは病気(病原体)は体内にあるのに、症状が体表面に出ていない、 しかし治療しなければ早晩発症が必至な状態をさす。 ・また処方構成薬の一つである白朮(オケラ)は邪気を払うとされ 京都祇園の八坂神社では白朮祭(をけらさい)で大晦日から元旦早朝まで焚かれる ・感染者851名の台湾の伝統医療ガイドラインでは  魚醒草(ドクダミ:十薬)清熱解毒の薬・板藍根(ばんらんこん)エキスなどを用いる。

・吉田薬局 認定薬剤師・鍼灸師.・糖尿病療養指導士 吉田泰一
(075)492-5223 Fax.(075)495-1395

吉田薬局HP:https://www.yoshida-drug.jp/

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